農家プロジェクトは、石川県内の農家と当社が深くつながり、そして農家と当社のお客様をつなごうというものです。
こんにちは。「未来を見つめる農家プロジェクト」三代目・推進役の石川県立大学3年の眞島千尋(ましま ちひろ)です。
~ 農家プロジェクト:節目の半年でお会いしてきた農家さんを振り返りました。~
シリーズの 24回目は、農家さんとの新しい出会いと学びについてです。
前回の二部制の私の熱~い想い、読んでいただけましたか?
もしまだでしたら、読んでいただけると嬉しいです♪
今回は「6ヶ月のお伺いしてきた農家さんの総集編」です。
Facebookでもご紹介してきましたが、そこよりもっと端的にまとめさせていただきます!
なお、この情報はお伺いした時のものになりますので、色々変化されていることもあるかと思います。
以下、新規訪問農家さん方です。(計30件、五十音順)
1、【IMAJIN】松本恭子さん・仁孝さん
大阪から移住して羽咋市で自然栽培を始めて4年目のご夫婦です。パワフルな恭子さんとおだやかな仁孝さんで初めての農業に苦戦しつつも頑張っていらっしゃいます。
大阪にいる頃から味噌作り教室を開いており、羽咋でもJA主催の味噌作り教室を任されるようになりました。手袋を付けての味噌作り教室も多い中、IMAJINさんは一人一人が持つ常在菌を混ぜた家庭ごとの味噌作りを大切にされていますよ♪
2、【JAアグリサポートかほく】池野翔吾さん
河北郡周辺の耕作放棄地の復田、管理をして飼料米やソバなど適地適作をされています。専業農家のご実家から外を見てから戻ってこい、と言われた池野さんは様々な職種を経験されたからか、視野が広いなぁとお話していて感じました。
眩しいほどの笑顔に高い会話力で圧倒されてしまいました(笑)
農業を職業として認知されるべく奮闘されている方のお一人です♪
3、【あんがとう農園】明星孝明さん
鹿島郡中能登町で初めのころは野菜だけを作っていたそうですが、最近はもっぱらエディブルフラワーやハーブの種類も増やしているんだそうです。
国産の需要を求めて海外の野菜や石川県で作られていないものを作る強い探求心が強い方のように感じました。
見たことのないハーブや野菜が沢山あって面白かったですよ~!
国内外の作物を沢山栽培された(今も)そうなので、勉強になることが沢山です♪
4、【浦野果樹園】浦野大さん
金沢の大桑町で採れたて新鮮な果物を作り、その場で販売されています。
リンゴや梨などを袋掛けで栽培されているので、農薬が直接かかる事も無し、お歳暮に使ってくださる方もいるくらい見た目もとってもキレイなんだそうです(時期的に見られませんでした、残念…)。
ゆる~っとした雰囲気の浦野さんとお話しながら並ぶ果物を選ぶのも楽しそうですね♪
もしかしたら時期によってはリンゴ梨以外の果物があるかも……。
5、【岡山農園】岡山哲章さん
金沢のクワ掘り小坂れんこんの岡山さんです。”魂のレンコン”で有名ですね。
無農薬レンコンに強い熱量を持ちつつ、冷静な一面もある方でした。
岡山さんのレンコンを求めてくれるお客さんを大切にして、欲しい⇔あげたいの関係を作っていらっしゃいます。
様々なイベントでもっちもち美味しいれんこんおやきとしても販売されてますよ♪
頑張るためにも休むことは大事ってすごく身に沁みました…(笑)
6、【きたむら農園】北村眞法さん
北村さんは人との交流を大切にされながら加賀市でぶどうを作られています。
農園には醸造所で使われていた樽の底を使ってDIYした机や椅子が置いてありますよ~。
北村さんにべったり甘えん坊なワンコも二匹お出迎えしてくれてゆっくりと時間が流れる空間で、時期よって異なる品種を北村さんとお話しながら食べ比べて選ぶことができます。
ぶどうのオフシーズンに暖炉を囲んでお客さんとお話だけすることもあるそうです。
なんだか体だけじゃなくて心もあったまりそうです…♪
詳しくは、農家プロジェクトの記事をお読みください。
7、【北本農場】北本修一
能美市の特産品である”丸いも”の需要を上げるべく頑張っていらっしゃいます。
収穫や調整が大変な粘土質の土壌でできるまん丸な丸いもの他に、新嘗祭にも選ばれたことのある減の役のお米も作られています。
北本さんは丸いもをとろろに加工して販売したいけど、手すりのように加工できるところが見つからず苦戦中です…。
とろろ以外にも新食感で美味しいピクルスなどにも加工されているので是非お試しあれ~♪
8、【小林農園】小林孝志さん
河北潟の干拓地でブロッコリー、スイカやお米を作られていらっしゃいます。
干拓地なので、雨が降ると中々思うように作業が進められないのですが、ハウスでのエアリーフローラの栽培など組み合わせて通年の作業効率が良かったからか天皇杯受賞の経歴もあるそうです。
大雪でハウス倒壊もいくつかあったそうですが、自分達で新たに建てるなど努力家で優しいお方でした~♪
9、【能登の大きな栗】坂口広明さん
輪島でおっきな能登栗を作られていらっしゃいます。
とっても美味しい能登栗ですが、生産者の数も減っています。
坂口さんはそんな中でも現状でできることを頑張っておられます。
イノシシたちもその美味しさを知っているので、旬になると罠や網を張っても一晩で50㎏近く食べられることもあるそう…。ずるい~!!
10、【三共農園】岸英樹さん
加賀フルーツランドを経営されていらっしゃいます。
ぶどうは地域の農家さんが沢山作られているので委託して、その他は三共農園さんが栽培して一年間を通して果物狩りができちゃいます!
地域の農業を絶やさないために沢山の工夫をされて、老若男女、国籍問わずで人気の場所ですね~♪
岸さんは英会話教室で働いていたこともあるため、外国の方とコミュニケーションをとることもあるそうです!国際的です…!
11、【わらしべ長者作戦】杉元さとこ さん
能美市でお一人で12haの田んぼをされているたくましい女性です!
わらしべ長者作戦(と、おっしゃていました(笑))で様々な農機具をどんどん大きくされ、土地に合わせて品種を変えたりされています。
また、お米だけじゃなくって地域の山に入って山菜や梅なども採って、気付いたら半日経ってたりするそうです(笑)
やりたい範囲で自由に仕事ができることが幸せだと、とっても活き活きとされていました♪
12、【太平園芸】太平恵介さん
金沢で野菜の苗や花の苗を栽培していらっしゃいます。
お伺いした時期が悪く、野菜苗は多くなかったのですが、お花は沢山ありました♪
花にも規格外ってあるらしく(当たり前か(汗))、大きくなりすぎたものも僅かですがありました。
ポインセチアだったら一般に見る大きさの2倍くらいあったような気がします……!
JAグリーンやほがらか村、ムサシに苗を卸しているそうなので、もしかしたら私が買っていた苗は…?今年もお世話になります!(笑)
13、【竹中ぶどう園】竹中浩記さん
海が見える高松の地でぶどうを作っていらっしゃいます。
潮風が良く通るので、消毒の回数もかなり回数を抑えられているようです!
地域がもう一度ぶどうの産地になるように努力をされていて、新規就農者が入ってきやすいように農地の整備もされています。
また、農園では予約直売で採れたてのぶどうを販売していますので、能登までの道中、帰り道に一休憩いかがでしょうか~♪
14、【地球知足】清水研吾さん
羽咋でお米農家さんで学びながら自然栽培をされていらっしゃいます。
東京で働いていた頃に東日本大震災をきっかけに、農業を志したそうです。
東京でも市民農園はされていましたが、東京から羽咋に移住して地域おこし協力隊になり、お米農家さんのお手伝いをしつつ大豆が400kg採れたそうです!すごい~!
奥様が開かれたお味噌作り教室にお邪魔させていただいたときに、味噌ハヤシライスと味噌ドレッシングをいただきましたが、味噌とハヤシライスって合うんですね…。皆さんご存じでしたか…?
15、【茶のみ仲間】西上寛さん
茶のみ仲間さんは農家ではなのですが、全国のお茶農家さんから良いお茶を手軽に楽しめるようにティーバッグにして金沢で販売されています。THE TEA SHOP CHANOMIさんです。
日本茶をベースに紅茶など様々な種類も取り扱っていらっしゃるので、その日の気分で選びたい放題なんです!
日本茶は生活の質を良くするための手段だと、お話を聞きながらお茶を頂いたのですが、納得する安心感でした…。
16、【土井原農場】土井原健二さん
白山市でお米をメインに柿も作られています。
柿の渋抜きは、今は製造業者さんがいなくなってしまった木箱で行われています。発泡スチロールではダメなんだとか。
確かに、土井原農場さんのさわし柿すっごく美味しかったんですよね…。
また、大きなお米の機械も持っていらっしゃるので、精米や選別機を依頼されることも多いそうで、お米の倉庫もすごく広かったです。
ここまで大きくなるにはどんな努力が……想像もできません…。
17、【のと風ふぁ~む】水野早乙美さん
無農薬野菜を好んで食べていたこともあり、その想いが発展してご自分で羽咋市で自然栽培を始められました。
土壌改良に苦労しながらもイチゴガーデンを完成させるべく頑張っていらっしゃいます。
規格外の白菜もご自分でキムチに加工もされたりするそうです。
お一人で栽培や加工、ベリーダンスやYoutubeなどもされており、とってもガッツのある方でした♪
18、【林農産】林浩陽さん
野々市でお米を栽培しつつ農tuberをされています。
石川県農業者のレジェンドとも言えるお方ですので、お話をあちこちで驚くことばかり…。
農業の道を切り開いてきたとなると納得の貫禄です!
それでいてどんどん先端を走り続けていらっしゃって、本当にすごい方ですね…。
お話の中で、「花は心の栄養」と教えていただきました。私が常に緑の自然を欲していたのはそういうことだったんですね…!!
19、【平松牧場】平松薫さん
加賀で牧場をされていらっしゃいます。
日本ではあまり聞かない(私だけかもしれませんが(笑))ジャージー牛も飼育されていて、販売されている牛乳やソフトクリームなどの加工品には、ホルスタイン牛のさっぱりとした牛乳とジャージー牛の濃厚な牛乳をブレンドされているそうです!
もともとはJAに卸していたけれど、地元の人に消費してほしいという想いから牧場で加熱殺菌して販売するようになりました。
牧場にはポニーやヤギなどもいてすっごく癒される場所でした~♪
詳しくは農家プロジェクトの記事をお読みください。
20、【百姓ひろばOZLAND】石野公章さん
羽咋で自然とやってきた野良の猫たちと共同生活をしながら自然栽培をされて、行栽培から移行の真っ只中ですが、地域の栽培品目のスイカを中心に様々な作物を栽培されています。
地域の方とも交流も多く、スイカの栽培の仕方は教わっても、石野さんが珍しいものを作ると奥様方は興味津々で聞いてくるのだそう♪
最近新しく借りた土地には地域の人も集まれるような憩いの場所を作りたいのだそうです!
完成が楽しみですね~♪
21、【ファーム白山】清水勇介さん
白山の麓で後継者不足や機械の故障で稲作を続けられなくなった方の土地を請け負ってお米の栽培をされています。
地域への愛が厚く、白山麓ブランドとして地域を米の産地にしようと奮闘されています。
水田の特徴的に稲よりソバなど他の作物が合うかもしれなくても、地主さんとしては稲以外が植わると寂しいという気持ちを汲んでいらっしゃる優しい方でした!
22、【ミヤファーム】宮竹康弘さん
加賀でお米やカボチャ、ブロッコリー、ネギを栽培されていらっしゃいます。
今まであまり気にしていなかったのですが、ブロッコリーの外国産ってどうやって持ってきているんですかね……。宮竹さんにお話していただいてハッとしました。
緑であることはいいけれど、どうやってそれが維持されているのか分からないと不安ですね。だから、宮竹さんは安心して食べてるものを作るように頑張っていらっしゃいます!
ちなみに……ブロッコリーの天ぷらって美味しいんだそうですよ……。お話に夢中になって写真を撮り忘れてしまいました!今度お伺いしたらぜひお願いします!(笑)
23、【宮本農産】宮本健一さん
小松市でお米とイ草を栽培されていらっしゃいます。
イ草の名産は熊本と、暖かい地域ですが、宮本さんはイ草栽培の最北端です。だからといって、品質が悪いわけではなく、むしろとっても丈夫なのだそう!
畳を織る作業場はすっごく落ち着くいい香りでした…♪
イ草の畳以外の利用方法も見つけるために沢山勉強されています。畳離れが進む現代社会の中で、あの良い匂いを欲している人って私以外にも沢山いますよね…?
24、【自然栽培で11年】屋後浩幸さん
羽咋市で自然栽培をされています。
11年目になった今は土地や栽培方法に合うもののみに減らしておられますが、農業を始めたころは年100種類程の野菜を栽培されていたそうです!
それも、農地を案内していただいたらかなり山を登って下って…急に開けて棚田がある、という場所でした。もちろん、水は山水のみです。
沢山の苦労があるかと思いますが、それでも長い間続けていらっしゃってすごいです…!
25、【藪野農園】藪野慎介さん
金沢でネギなどの野菜を作っていらっしゃいます。
お父様が竹藪を管理していて、タケノコも収穫されるそうです。春の味覚ですね!
沢山ある竹をただ捨てるのではなく、竹チップにして野菜の質を上げる肥料にして無駄のない利用方法をされています。
作物の需要にも機敏で海外の野菜にも挑戦され、自分が美味しいと思うものを作っていらっしゃいます。自分が自信をもって美味しいです!って言えないとお客様に自信をもってオススメできませんものね!
26、【山立会】有本勲さん
白山市で菌床なめこやジビエ、山菜などをされています。
一度は無くなりかけた木滑なめこですが、今では道の駅に並べば売り切れ間違いなしの大人気商品です…!サイズ展開もあって、大きいサイズだと食感がまた違うのだそう…。
でけぇなめこを見たときには心の底から「でけぇ…。」と思いました(笑)
次々と木滑ブランドを展開していくチャレンジ精神が豊富な方でした!
次はヒツジですね…♪
27、【ゆめうらら】裏貴大さん
羽咋群志賀町で大規模に稲作をされています。
数馬酒造さんともつながりがあり、石川に合う山田錦も手掛けていらっしゃいます!
近くに原子力発電所もあるため、一層お米の安全性を気にかけ、JGAPも所得されたそうです…!!県内でもごくわずかなJGAP認定農業者のおひとりです。
まだまだ土地を拡大するそうなのですが、一体どこまで広がるのでしょうか…。
28、【米澤農園】米澤哲司さん
金沢でれんこんを栽培されていらっしゃいます。
食育にかなり力を入れておられて、もしかしたら新聞等でフ〇ーザの格好をした食育授業の風景を目にした方もいるのではないでしょうか?自分が幼い頃に教えてほしかったことを、今の子供たちに余すことなく伝えるとても温かい方でした。
私も、私がお話をお伺いに行っていたはずなのに気付けば人生相談になっていました(笑)
29、【吉川農園】吉川香里さん
能美市でアムールメロンやその他野菜を栽培されていらっしゃいます。
スタッフの方は女性の方が多く、そのためお休みがとりやすいように工夫しているそうです。いくら好きなことでもしんどかったら続きませんものね!
メロンのパーソナライズ化に力を入れていて、なんと名前入りメロンに出来るのだそうです…!!貰ったらびっくり嬉しいですね~♪
30、【渡津農林会】水上智紀さん
白山市渡津町で原木キノコやその他野菜、山椒、ブルーベリーなどを栽培されていらっしゃいます。穏やかな水上さんに案内していただいてザクザクと入る山の中はマイナスイオン(?)が気持ち良かったです…♪
お伺いして初めて目にしたのですが、真っ白なマイタケも栽培されているそうです!
匂いだけでも舞茸~!って感じでしたので今度は時期を改めて食べれるものを調査したいと思います!(笑)
詳しくは、農家プロジェクトの生地を記事をお読みください。
以上、眞島が6ヶ月の中でお伺いさせていただいた新規農家さんになります!
なかなか、端的にお伝えするのは難しいですね…。
詳しく話を聞いてみたい方がいらっしゃいましたらどれだけでもお話させていただきますので、是非ご連絡ください!(笑)
これきりではないですので、またこれからもどうぞよろしくお願いいたします~♪