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自然農法とマコモダケ

自然農法の普及に努める越田秀俊さん 自然農法の普及に努める越田秀俊さん

農家プロジェクトは、石川県内の農家と当社が深くつながり、そして農家と当社のお客様をつなごうというものです。

こんにちは。「未来を見つめる農家プロジェクト」の推進役を任されている、インターン生・金沢学院大学3年の谷口稀保(たにぐち きほ)です。

~ 農家プロジェクト:古くて新しい野菜・マコモダケ

 シリーズの 11回目は、羽咋市の和波波Quintet(わははクインテット)さんです。

「JAはくい」の高嶋さんからご紹介をいただいた、無農薬・自然栽培を中心にお米、そして最近では石川県の名産となってきた真菰(まこも)ダケを作っている「和波波Quintet(わははクインテット)」の越田秀俊 さんをご紹介いただき、訪問させていただきました。

訪問した日は、あいにくの雨。しかも、大雨。
傘を差しても服が濡れるという…。
黒色のズボンが、さらに、真っ黒になってしまいました。(笑)

私の傘の差し方が下手なのでしょうか…?
越田様を待っている間、カエルになったばかりの小さなカエルたちと遊んでしまいました(笑)
カエルはさすがに葉っぱの傘をさしていませんでした。

私と一緒に遊んだカエルちゃん

私と一緒に遊んだカエルちゃん

社長の奥さんにその話をすると、さっそくイラストを描いてくれましたのでアップしました。

■  自然栽培とは

自然栽培では、化学肥料はもちろんの事、植物性、動物性の肥料も使いません。
土の力と水の恵み、そして、太陽の光という三つの大自然の恵みを活かして栽培する農法だそうです。

それでは、越田秀俊さんについて、少しお話しますね。

もともとは自然栽培の臨時塾講師をしていて、そこを辞めてから就農して4年目。
まだまだ模索しながら農作業をしているそうです。

私と一緒ですね。
私も農家プロジェクトをどう進めていこうか模索しながらの毎日です。

奥さんの奈央子さんとは、講師をしていた時に生徒として出会ったのが最初だったそうです。

もちろん自然栽培をする事を決意しましたが、自分一人の経験では未熟と考えて、師匠を探しに宮城県に地域おこし隊として入りました。

■ 3.11 忘れられない東日本大震災

この時、被災地を元気づけようと宮城県では、地域おこし隊が、募集されていたのです。
越田さんは、地域おこし隊は、好待遇だったこともあり、これは行くしかないと思ったそうです。

そして宮城県加美町で、農業の師匠・長沼さんに指導してもらい、自然栽培でお米を育てることについて、たくさん勉強されてきたそうです。

また、多くの地域の方々とも触れ合ってきたようです。
みんなどの人も、どの人も親切な方ばかりだったそうです。

越田秀俊 さんご夫婦

越田秀俊 さんご夫婦

宮城県で3年を過ごし、奈央子さんと結婚をし2016年に羽咋で就農しました。

■ 趣味の畑が成長の秘密かも

雨の中でしたが、越田さんが耕作している1.5haの農地を見せていただきました。

農業として使っている畑は全部借りている土地で、自分たちの持っている土地は奈央子さんの趣味の畑になっているそうです。

お米がメインなのですが、大豆や里芋、さらに今日の取材のメインの「マコモダケ」。

まだ実験的にポップコーン用のトウモロコシを育てているそうです。
少しずつ果樹の方にも手を出していこうかと考えているそうです。

また奈央子さんは、野菜の他に梅も少し育てているそうですが、恥ずかしいといわれ見せていただけませんでした。(´;ω;`)
本当はここに秘密が隠されているのかもしれもせん。(分かりませんけど・・・)

■ 楽しみながらチャレンジするお米

自然栽培で農薬と化学肥料を使わずに、いろいろなお米を試作していました。

メインは、日本晴れとコシヒカリ。

関取米

関取米

そして試験段階のお米が何種類もあります。
その中には江戸時代からある古いお米で、風に強くめったに倒れないところから相撲にちなんで「関取米」と名前が付けられた三重県のお米もありました。

ネットで調べると、パラリと口の中でほぐれるような食感で寿司との相性が良く、明治時代には江戸前寿司専用の寿司米として喜ばれていたそうです。

まだまだ、いろいろな種類のお米を育てておられるそうです。

背の高い稲は、雑草に強いんですが、倒れやすく、昔の品種の方が、背が低く倒れにくいそうです。
今ある技術で、昔の品種を育てるとどうなるのかという視点で、越田さんは昔の品種を楽しみながら育てています。

お米を何種類もつくると収穫などのタイミングが違ってしまいます。
また扱う品種が多ければ多いほど、種や肥料、農機などの管理などが大変になってしまいます。それでも好奇心や使命感が越田さんを新たな挑戦に向かわせているのだと思います。

ただ大きな悩みは、いろいろな種類のお米を作っても、

「コシヒカリなど名前の知られたお米以外のお米では、雑米扱い!」だそうで、

”雑米”という名前で出荷されてしまいます。

試験的でも、手間をかけて、しっかりと思いの詰まったお米なのに「雑米」とひとくくりにされるのは少し悔しいですね。
JAの基準なので、どうすることもできないんですね。

でも、それでもいいよという方もいて、
直接に越田さんの「雑米」という名のお米を買いに来てくれる方もいらっしゃるそうです。

そういう方々がいるというのはとても嬉しいですよね。

■ 神の宿る草・マコモダケ

マコモダケってご存じですか…?

私、とってもマコモダケが大好きなんです…!
越田さんご夫婦もマコモダケがとても好きなんだそうです。

私の家では、塩と油でいためただけのマコモダケが出てきます。
これが、病みつきになるんです。
箸が止まらないんですよ。食べ過ぎちゃいます(笑)

日本では古く「万葉集」や「古事記」に登場し、「神の宿る草」と呼ばれてきたそうです。
出雲大社では、マコモでしめ飾りを編み、神田明神などでは、マコモで編んだ茅の輪をくぐる夏越の祓が行われます。

マコモタケの水田?

マコモタケの水田?

私は、マコモが育っているところを初めて近くで見てきました。

マコモは、お米と同じ水田で育てていました。
水が、常に張ってあるんです。

マコモの土のところには、ドジョウがいるらしいのです。
マコモのところにドジョウがいるなんて!
ドジョウ捕まえて、売ろうかなんて一切考えていませんよ(笑)

マコモってとても背が高くなる植物なんですよ。
私が行った時は、まだ全然小さくて私と同じくらいか小さい位でした。これからもっともっと伸びていくんだそうです。

ところでマコモダケの中に黒い点々が、付いているの知っていますか?
私も初めて見たときは、

「ナニコレ…」

「腐ってしまったの?おいしいマコモちゃん…」

   なんて思っていました。

実はあの正体は、黒穂菌なんです。

私たちが食べる白色のマコモダケは、黒穂菌がつくことによって、マコモの根元が膨らむのです。
それが、白くておいしいマコモダケとなるのです。

あの黒穂菌に文句なんて言ってたら、マコモダケ食べられないですよ~。
あんなおいしいマコモダケができるのは黒穂菌のおかげなんですね。

奈央子さんも「問題ないものですよ」と、買いに来てくれた方に伝えているらしいのですが、結構嫌がる方も多いとお聞きしました。

この茎の部分が白く食用になります

この茎の部分が白く大きくなって食用になります

だから私のレポートが農家プロジェクトのホームページに載って、みんなの誤解が融けて、たくさん売れるようになったらいいな~。
少しでも奈央子さんのお手伝いができたらいいな~。と思っています。

しかし、その美味しさの源の黒穂菌は実に気まぐれなんです。
必ず、すべてのマコモダケの根元について膨らませてくれるわけではないんだそうです。膨らまないマコモもあったりするそうです。

そこで、今年マコモダケになったマコモを親株にし、子株を作り、来年のマコモにします。

すると、もう黒穂菌がついているので、まったくついていないマコモの株よりは、次にできるマコモダケに期待できるのです。

まったく黒穂菌つかないということが起こらないように安定して、生産するために工夫しておられるのですね。
とても大変な作業なんだろうなと思いました。

まこもの出荷時期は、9月下旬から10月の上旬です。

収穫のピークは、2週間ほどだそうです。越田さん夫婦の育てたマコモダケに早くお目にかかりたいです!

和波波Quintet 越田秀俊 さん、奥さんの 奈央子 さん、
本当に時間を取っていただき、ありがとうございました!

羽咋の方に来る回数が、結構多くなってきました。

次はどこへ行くのでしょうか…

お楽しみに~

 

 

 

 

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