
農家プロジェクトは、石川県内の農家と当社が深くつながり、そして農家と当社のお客様をつなごうというものです。
こんにちは。「未来を見つめる農家プロジェクト」の推進役を任されている、インターン生・金沢大学3年の浜本彩佳(はまもと あやか)です。
~ 農家プロジェクト:河北潟の小松菜をアピールために松本は何ができるのか?~
シリーズの 4回目は、金沢近郊・河北潟の小松菜です。
2部構成でお届けします。
前半は、ヒアリングで伺った農家さん情報をお伝えします。
後半は、松本が農家さんと一緒にできることを発信します。
今回は石川県で小松菜の生産量上位の「笠間農園」さんへお伺いしました。
■ ヒアリングを通して学んだ 笠間農園 さんを紹介
金沢近郊の河北潟にある笠間農園さんの畑は、60棟を超えるビニールハウスがずら~っと並ぶ壮観なものでした。

多くのビニールハウスがあります。
小松菜のほかにも、ホウレンウ草、人参、キャベツ、枝豆を栽培されていてじっくりと奥さんから話を聞いてきました。
枝豆においては、ビニール栽培なので他の農家さんより一足早く出荷出来て、かつ石川県1位の生産量を誇るそうです。
一番の驚きは、小松菜の成長スピードでした。
夏場は1か月、冬場は3か月で収穫できるそうです。
つまり連作障害がないので種をまく時期をずらすことで、最低でも年間で6回の収穫をすることが可能です。お米農家さんだったら収穫は年に一回なので、換金までのスパーンが長くて苦労すると聞いていますので、これなら農家の一番の悩みは解消できそうです。ちなみに小松菜の旬は冬だそうです。
「小松菜は常備野菜だから、安定した価格と量をお客さんにお届けすることが大切。」
「小松菜は、特徴がないということが特徴。どんな料理に入れても合うし、邪魔にならない。」
と、笠間さんは話します。
石川県で有名な「五郎島金時」は、どこで作っているのか産地の場所をイメージできる方も多いのではないでしょうか。
では、石川県産の小松菜はどこで作っているでしょうか?
インタビューを通してよくお聞きしたのは、「河北潟の小松菜」という産地をアピールしたいということでした。この思いに強く胸打たれました。

毎日50~100Kの廃棄物
またこのインタビューのあとで、うちの社長に報告をした時に、「市場に袋に詰め込んで出荷するときに、綺麗に見せるためにむしった葉を何か加工品に使えれば農家さんは喜んでくれるだろうな~」って話していましたので、何か考えているのかもしれません。
■ 松本ができること ~商品化へのフットワークが軽い~
笠間さんは、現在石川県のお菓子屋さんと共に小松菜どら焼きやクッキー、マフィンを作って販売しているそうです。

小松菜裏ごし
「ペーストがあれば、いろんなお菓子に使えるよね。」このような声をお聞きしました。
すぐ社長に伝えたところ、実行に移してくださいました。1週間後、小松菜のペーストの完成です。

小松菜ペースト
松本は、試作品へのスピードが早いです。また、品質にもこだわっています。
小松菜の鮮やかな緑色が解凍後も保たれます。
実際使い道の問題で商品化までには至りませんでしたが、まだまだ試行錯誤中です。
このように農家さんの想いを形にできるのは、フットワークが軽い松本だからできることではないかとひしひし感じています。
社長、私のレポートはここまでです。
あと何か気づいたことがあれば補足をお願いいたします。

株式会社 松本
https://matumoto.co.jp/
株式会社松本は、食文化と歴史を少しでも多くの方に知ってもらい本物の味を味わってもらいたいと願っております。
この記事を書いているのは、金沢市・近江町市場の一角に店を構える、1958年創業の業務用食品卸会社「株式会社松本」の松本信之です。
当社では、全国でも希少となった選りすぐりの食材を仕入れ、あるいは独自に加工し、全国のホテルや料亭などの飲食業界・フードサービス業の皆様へお届けしています。
■ 私たちの仕事は、食材に“新しい価値”を吹き込むことです
料亭で供される一皿の料理。その一皿の背後には、実に多くの人の手と想いが込められています。
株式会社松本は、そうした日本の繊細な味、美しい料理を支える「食の裏方」でありながら、単なる卸売業ではありません。
私たちは、料理長とともに悩み、考え、試作を重ねながら、食材そのものの提案や新商品開発を行っています。ときには生産現場に足を運び、農家・漁師・海女さんなどの一次生産者や、食品加工業者と連携し、一貫した食材ストーリーを形にします。
「卸売業でありながら、商品企画・開発まで行う」。
気がつけば、私たちは“ファブレス企業”となっていました。
※ファブレス=“ファブ”(工場)+“レス”(ない)。つまり、自社で工場を持たない製造開発型企業のこと。
■「金沢を世界一の美食のまちに」
私たちが目指すのは、ただの商いではありません。
食の魅力を通して、金沢というまちそのものに新しい価値を創造することです。
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嵐山吉兆様、強羅花壇様をはじめとする全国の一流料亭・レストランに加え、
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たとえば、つば甚様、銭屋様、浅田屋様、料理小松様、エンソ様など――
“金沢の味”を支える料理人の皆様と、共に歩んでまいりました。
代表取締役 松本信之
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