
農家プロジェクトは、石川県内の農家と当社が深くつながり、そして農家と当社のお客様をつなごうというものです。
こんにちは。「未来を見つめる農家プロジェクト」の推進役を任されている、インターン生・金沢学院大学3年の谷口稀保(たにぐち きほ)です。次のインターン生は決まりましたが、まだまだ私は頑張りますよ~。
~ 農家プロジェクト:東京から支持が広がったトマト~
シリーズの 17回目は、トマトがレストランに人気の本田農園さんです。
7月16日とても天気のいい日!!
昔からトマトの生産が盛んな小松市にある本田農園さんを訪問しました。
代表は本田雅弘さん。本田さんは千葉県の農大を出ていて、農大にいるときのアルバイトで千葉県のとある農業法人で働いていました。そこの方からトマトは作り方を変えるだけで同じ面積でも、収穫量や、売り上げが変わるということを教わり、新規就農してトマトを作ることを決めたそうです。
自分が作っているものは、すべて美味しいものを作りたい。
そして欲しいという地元の方には直接販売したいと考え、以前は自宅だった場所に新しく直売所として立て直しをしました。

集荷されたトマトたち
まだ本格的に販路を作ったわけではなく、直売所も常に売っているというような形でオープンしているというわけではありません。たまに来てくれるお客さんの時に開ける感じだそうです。
本格的に直売を始めるのは、サービスがしっかりと展開できるようになって、SNSの発信もしっかり出来るようになってからと考えているそうです。私がいままで見てきた中では直売所としては、かなりきれいで出荷場は、冷房も入れて、品質を保持しながらの選別の作業場としても利用されていました。
野菜は、種屋さんから、こういうのがあるけれど作ってみないかといわれて作ってみて、うまくいったら本格的に作ったり、北陸で作っていないものを作って消費者から評価をもらいながら作っているんだそうです。
金沢の市場にもよく卸しているらしくエムザ、大和、カジマートなどによく出品されているそうです。現在スタッフさんが5人、外国人の方が2人、パートさんが、4人で、経営しています。奥さんは経理やパック詰めを担当しています。
本田さんが最初に作り始めたのは、やはりトマトだそうですが、イチゴ、アスパラ、四川きゅうりも作り、何を作るかというのは試行錯誤をして決めています。

イボイボの立派な四川キュウリ
実は、この四川キュウリは、第14回野菜ソムリエサミットで全国からたくさんのキュウリが集まってくる中で4位に選ばれたんですよ!!
すごいですね。なんといってもイボの多さが特徴です。
種屋さんから、このエリアでだれも作っていないような変わった種を買って、作りながら評価を上げていくやり方だそうです。
本田さんから熱い時に出していただいたひんやり冷たいお茶は、とても身に沁みました。
ビールではないですよ(笑)
■ 本田農園といえばトマト
ミニトマトは、トマトベリー、フラガール、プチぷよの三種類を作っています。
そして本田さんの特徴のミディトマトの種類は、
果皮が極めて薄く、フルーツ感覚で味わえる「華小町」
甘味とトマトらしい酢味が楽しめる「華おとめ」
果肉が滑らかで弾力性があって、酸味が少ない「フルティカ」の三種類です。

この色つやは見事です。
最近、このミディトマトが首都圏でのレストランの人気が高いと、うちの社長が漏らしていました。何かこの三種類のトマトを使ったサラダを見たと言っていました。
ミディトマトについて紹介しますネ。華小町と華おとめは、皮が薄くなっています。この二種類は、育ててから10年ほどたつそうです。フルティカは、しおれるまで水を与えずに育てるんだそうです。
このトマトを栽培している本田さんのハウスは、普通のビニールハウスと違って、とてもしっかりしていて間口も背も大きいという風に感じました。トマトは上まで伸ばしたら、蔓をもう一度下におろして、もう一度実をつけさせるんだそうです。
また、コマツ、JA小松市、小松市の三者の「こまつ・アグリウェイプロジェクト」としてICT化による温度や湿度、日照量、炭酸ガス量などの環境データを収集・蓄積し、そのデータを使った栽培技術の向上に力を入れているそうです。私には難しすぎたので、簡単にいうとハウスの栽培時期をすべてデータ化して見えるようにしているそうです。(あってるかナ~。)
その結果、6次産業化の試みや、年二期作のトマトを年一期作にしているらしいです。
ご存知の方もいらっしゃると思うのですが、本田農園様のトマトを使って二種類のトマトドレッシングができました。味見もしてみたのですが、とてもおいしかったです。
野菜につける野菜ドレッシング。野菜と野菜だからなおさら相性がいいのかもしれませんね。

ミニトマトも
そういえば、本田農園さんの帰りに事故をしてしまいまして…。(反省)
それはさておき
たまたま別のところに行く予定だった本田さんが、その事故現場に通りかかって、とても心配してくださって警察が来るまで一緒にいてくれました。そしてそのあと一度用事があるからといって、席を外されましたが、また戻ってきていただき、今度はレッカー車が来るまで待ってくださいました。
「大丈夫ですか?」「体とかケガしてない?」と優しく聞いてくださいました。(超感動です。)

優しい本田さん
そしたら松本の社長が駆け付けてくださって本田様と社長で話が弾み、農地まで社長はついていきました。そしてたくさんトマトを買ってきてました。
さすが社長、話が早すぎます…!
ひょっとして私はかやの外だったのかしら・・・・。
本田様は、とてもやさしい方でした。
ありがとうございました!

株式会社 松本
https://matumoto.co.jp/
株式会社松本は、食文化と歴史を少しでも多くの方に知ってもらい本物の味を味わってもらいたいと願っております。
この記事を書いているのは、金沢市・近江町市場の一角に店を構える、1958年創業の業務用食品卸会社「株式会社松本」の松本信之です。
当社では、全国でも希少となった選りすぐりの食材を仕入れ、あるいは独自に加工し、全国のホテルや料亭などの飲食業界・フードサービス業の皆様へお届けしています。
■ 私たちの仕事は、食材に“新しい価値”を吹き込むことです
料亭で供される一皿の料理。その一皿の背後には、実に多くの人の手と想いが込められています。
株式会社松本は、そうした日本の繊細な味、美しい料理を支える「食の裏方」でありながら、単なる卸売業ではありません。
私たちは、料理長とともに悩み、考え、試作を重ねながら、食材そのものの提案や新商品開発を行っています。ときには生産現場に足を運び、農家・漁師・海女さんなどの一次生産者や、食品加工業者と連携し、一貫した食材ストーリーを形にします。
「卸売業でありながら、商品企画・開発まで行う」。
気がつけば、私たちは“ファブレス企業”となっていました。
※ファブレス=“ファブ”(工場)+“レス”(ない)。つまり、自社で工場を持たない製造開発型企業のこと。
■「金沢を世界一の美食のまちに」
私たちが目指すのは、ただの商いではありません。
食の魅力を通して、金沢というまちそのものに新しい価値を創造することです。
スペインの小都市・サン・セバスチャンは、人口18万人ながら、わずか10年で星付きレストランが立ち並ぶ“世界一の美食のまち”へと進化を遂げました。いまや世界中からグルメを求めて人々が訪れています。
この「地方都市の成功モデル」を、私たちは金沢にも実現したいのです。
一緒に、新しい味、新しい価値を生み出し、金沢を世界の美食都市へと育てていきませんか?
■ お取引先の一例
嵐山吉兆様、強羅花壇様をはじめとする全国の一流料亭・レストランに加え、
地元・金沢でも、ミシュランガイドで星を獲得されているお店の多くに、長年ご愛顧いただいております。
たとえば、つば甚様、銭屋様、浅田屋様、料理小松様、エンソ様など――
“金沢の味”を支える料理人の皆様と、共に歩んでまいりました。
代表取締役 松本信之
農林水産省認定 6次産業化プランナー
フードアナリスト NO.25042013
【検討中の企業様へ】
★TEL:076-232-2355
こちらからお電話ください。
(株)松本の代表番号になります。
電話の際は「HPを見た」と言っていただけるとスムーズに対応可能です。
【電話対応時間】平日9:00~16:30
下記の問い合わせフォームでの受付も可能です。
問い合わせフォームは24時間対応しています。
些細なことでも構いませんので上記のリンクからお気軽にどうぞ!
メールアドレスからでもどうぞ!
oishi@matumoto.co.jp