今年はコロナ禍のため金沢大学の大講堂で実施しました
今年も参加しました
11月14日、金沢大学と北陸農政局のコラボによる新しい事業・アグリソンに、私は6次産業化プランナーとして昨年に引き続き今年も参加しました。
アグリソンとは、農業科のない金沢大学の学生に農業や地域の現状を学び,農業に関心を持つ機会を提供するイベントです。最初は金沢大学に農業科を作る下準備かと思いましたが、大学側はもっと深く考えていました。
つまり知識だけの詰込みに偏りがちな授業から、従来の考え方に捉われない斬新なアイデアで農業や食品産業が抱える課題の解決策を考えることにより社会問題解決のために応用、展開につなげることを目的としています。

「ハッカソン」の意味は《hack(ハック)+marathon(マラソン)からの造語》
事業に参加した農家は、
小松市 ・宮本 健一さん
かほく市 ・竹中 浩記さん
津幡町 ・池野 翔吾さん
内灘町・小野寺 優大さん
能美市・竹本 彰吾さん
白山市 ・舘 喜洋さん 6社のみなさんで
私の担当は、能美市の舘 喜洋さんでしたが、参加したのは欲張って竹本 彰吾さん(竹本農場)と舘 喜洋さん(北辰農産)の二社でした。
体験プログラム
・9/11 能美市 [竹本 彰吾さん] イタリア米商品のニーズ拡大!

竹本農場にて、学生とともに
・9/24 白山市 [舘 喜 洋さん] もみ殻の活用方法!

北辰農産にて、学生とともに
それぞれの農家の現場に学生たちとともに参加し、農家からの問題提起や悩みのヒアリングを行いました。
学生たちの中には農業の現場に初めて参加した人も多く、暮らしや地域産業に根づく農業の現場を肌で感じながら、商品開発やブランディングなど、農業者が抱える課題や今後の展望を直接聞き、農業への理解を深めるものでした。
農家でもない、農業科でもない普通の学生たちが真剣に農業者の話に聞き入り、メモを取る姿はある種の感動を覚えました。
▼金沢大学HPで紹介されています
金沢大学×北陸農政局 共創事業「ボーっと食べてんじゃねーよ!」
<2020年度体験プログラム>
・8/19(水) 小松市 [宮本 健一さん] → News記事
・8/28(金) かほく市 [竹中 浩記さん] → News記事
・9/ 4(水) 津幡町 [池野 翔吾さん] → News記事
・9/ 8(火) 内灘町 [小野寺 優大さん] → News記事
・9/11(金) 能美市 [竹本 彰吾さん] → News記事
・9/24(木) 白山市 [舘 喜洋さん] → News記事
そして次のステージへ
プレ・アグリソン
アグリソンの本番前の軽い肩慣らしとして問題解決の方向性を確かめるプレ・アグリソンが金沢大学の教室で行われました。

金沢大学は紅葉に包まれていました。
・10/27 白山市・舘 さんチーム
・10/29 能美市・竹本さんチーム
この2件にも参加いたしました。
ここでは学生が体験プログラムを参加しての得た気付きから幾つかの課題解決策を発表し,それを基にブレーンストーミングを行い内容を深め、当日のビジネスモデルを落とし込む準備をするものでした。
ここで私を悩ませたのは北辰農産(舘 喜洋)のもみ殻の活用法のアイデア抽出でした。
彼のところでは毎年60tのもみ殻の処置に困っているのです。
昔ならば田んぼの真ん中で燃やして終わりでよかったのですが、最近は環境破壊の面からも許されなくなりました。これは日本全国の農家すべてが困っている悩みで、これが解決できれば・・・。というすごい問題を学生に投げかけてきたのです。
本番・もみがらの解決
いろいろ調べましたがこれという解決策もなく、当日を迎えるのですが、やはり若いという事は素晴らしいです。

コロナ禍で三密を避け、この大講堂を使います。
アイデアをカードにまとめて整理するKJ法を取ってもらうと、既成概念にとらわれないアイデアが次から次へと出て、しかもその場で実現できそうなアイデアの創出が生まれ、光も見えてきました。
金大生は素晴らしいの一言でした。

朝日新聞と中日新聞にも取材されました。
アグリソンも終わり、終会を迎えるその時、
舘さんから学生さんに「どう、このアイデアで引き続きやっていかない!」との言葉があり、「喜んでやらせていただきます!」との声をいただきました。

さあ、発表です。

ビジネスプランもしっかりと練られていました。
舘グループに参加したメンバーで、舘さんを中心に学生が3名、開発銀行から1名、IT企業から1名、農水省から1名、そして私の計7名がラインで繋がり、実際にこの案件が動き出そうとしています。
アグリソンの新しい試みとして 『未知の航海』 に漕ぎ出すことになりました。
金沢大学としても応援は惜しまないと思われます。
HPにはこのような熱いメッセージをいただいています。
『今回考案されたビジネスプランについては,農業者が今後事業化するかを検討の上,次の連動プログラムである「ポスト・アグリソン」を個別に実施してブラッシュアップ。さまざまなデータを踏まえながらビジネスプランの実現可能性をさらに検証し,事業化へとつなげていきます。』
次の結果報告を楽しみにしていてください。
金沢大学HPにアグリソンの様子が掲載されておりますのでお知らせいたします。

舘チームのメンバー

株式会社 松本
https://matumoto.co.jp/
株式会社松本は、食文化と歴史を少しでも多くの方に知ってもらい本物の味を味わってもらいたいと願っております。
この記事を書いているのは、金沢市・近江町市場の一角に店を構える、1958年創業の業務用食品卸会社「株式会社松本」の松本信之です。
当社では、全国でも希少となった選りすぐりの食材を仕入れ、あるいは独自に加工し、全国のホテルや料亭などの飲食業界・フードサービス業の皆様へお届けしています。
■ 私たちの仕事は、食材に“新しい価値”を吹き込むことです
料亭で供される一皿の料理。その一皿の背後には、実に多くの人の手と想いが込められています。
株式会社松本は、そうした日本の繊細な味、美しい料理を支える「食の裏方」でありながら、単なる卸売業ではありません。
私たちは、料理長とともに悩み、考え、試作を重ねながら、食材そのものの提案や新商品開発を行っています。ときには生産現場に足を運び、農家・漁師・海女さんなどの一次生産者や、食品加工業者と連携し、一貫した食材ストーリーを形にします。
「卸売業でありながら、商品企画・開発まで行う」。
気がつけば、私たちは“ファブレス企業”となっていました。
※ファブレス=“ファブ”(工場)+“レス”(ない)。つまり、自社で工場を持たない製造開発型企業のこと。
■「金沢を世界一の美食のまちに」
私たちが目指すのは、ただの商いではありません。
食の魅力を通して、金沢というまちそのものに新しい価値を創造することです。
スペインの小都市・サン・セバスチャンは、人口18万人ながら、わずか10年で星付きレストランが立ち並ぶ“世界一の美食のまち”へと進化を遂げました。いまや世界中からグルメを求めて人々が訪れています。
この「地方都市の成功モデル」を、私たちは金沢にも実現したいのです。
一緒に、新しい味、新しい価値を生み出し、金沢を世界の美食都市へと育てていきませんか?
■ お取引先の一例
嵐山吉兆様、強羅花壇様をはじめとする全国の一流料亭・レストランに加え、
地元・金沢でも、ミシュランガイドで星を獲得されているお店の多くに、長年ご愛顧いただいております。
たとえば、つば甚様、銭屋様、浅田屋様、料理小松様、エンソ様など――
“金沢の味”を支える料理人の皆様と、共に歩んでまいりました。
代表取締役 松本信之
農林水産省認定 6次産業化プランナー
フードアナリスト NO.25042013
【検討中の企業様へ】
★TEL:076-232-2355
こちらからお電話ください。
(株)松本の代表番号になります。
電話の際は「HPを見た」と言っていただけるとスムーズに対応可能です。
【電話対応時間】平日9:00~16:30
下記の問い合わせフォームでの受付も可能です。
問い合わせフォームは24時間対応しています。
些細なことでも構いませんので上記のリンクからお気軽にどうぞ!
メールアドレスからでもどうぞ!
oishi@matumoto.co.jp