
農家プロジェクトは、石川県内の農家と当社が深くつながり、そして農家と当社のお客様をつなごうというものです。
こんにちは。「未来を見つめる農家プロジェクト」の推進役を任されている、インターン生・金沢学院大学3年の谷口稀保(たにぐち きほ)です。
~ 農家プロジェクト:美肌に効果と女性に人気のエゴマ
シリーズの 13回目は、「えごま」を栽培している辰巳農園の佐野直茂 様です。
■ まず出会いのお話から…
6月24日に金沢の香土(かぐつち)さんで「月曜農活」のイベントがありました。
香土さんは、横安江町で県内のおいしい野菜をセレクトして販売されている八百屋さんです。
ここはいつもこだわりの新鮮な野菜が並んでいて、よくおもしろいイベントを開催しています。

香土の店内
その中でも私が気になっていたのは「月曜農活」で、石川県にいる農家さんや講師の方を招き、その方のお話を聞きながら育てた野菜を食べる食事会です。

持ってこられた「えごまの葉」
今回、私が参加したのは、エゴマの農家・佐野直茂 様の「エゴマのお話」というタイトルでした。
そこで出していただいた料理は季節の野菜を使ったカレーのおしゃれなプレートでした。
直火焼きした野菜や、新鮮なトマトが飾られ、サラダとしてラディッシュ、トマト、大根の酢漬け(だと思います)、トッピングには、ニンジンの葉をあしらってある綺麗な料理でした。

プレート料理
佐野 様が持ってきてくださっていたエゴマの料理は、醤油やごま油、コチュジャンなどで、漬け込んだエゴマの葉でした。
これは少し辛いんですが、ご飯との相性が最高に抜群でした。
私はエゴマ料理を食べる前にご飯が一口しかなくなってしまって、せっかくご飯と一緒に食べたいのにご飯がなくて、お代わりするのも恥ずかしく、食べることが早い私を少し恨みました。(笑)
このエゴマ料理、あまりの美味しさに食べるのに一生懸命で写真を撮るのを忘れてしまいました。
ごめんなさい。
■ 自立している女性の力をまざまざと
エゴマの話を聞きながらご飯を食べ、参加した方々といろいろと会話も弾みました。
参加者のほとんどは私より少し年上の自立している(たぶん?)女性の方ばかりで、世の中には食に気を使っている女性が多いんだと思いました。
その方たちの食に関する知識欲がとてもすごくて、
なんでも発言するし、聞くし、
すごい・・・。
その勢いに圧倒されました。
そういう姿を見ることで、私も勉強にもなりました。
わからないことは、ズバッと聞く。
ひゃーすごい。
私も頑張ろう!!

イベント中の様子
参加者の方の中には、もともと佐野さんとお知り合いで、自分もエゴマを育てている人もいて、育てているエゴマの畑の写真も見さてくれるなど和気あいあいでした
楽しい時間もあっという間でとても勉強になりました。
そして、食事会の終了後にFacebookで、つながり、佐野様にアポイントを取りました!
イベントで知ったお話と、6月29日のヒアリングを通じて、知ったお話。
たくさんありますので、紹介しますね~。
■ シソ科のエゴマとは、
まず、えごまって、何科か、知っていますか?
ゴマの仲間だと思いましたか?
実は、シソ科で、シソの仲間なんです!
調べてみると、ゴマは、シソ目だったのです。
シソの仲間だったとは…
イベントに持ってきてくださっていた葉っぱを見ても、香りをかいでも、シソそのものにそっくりなんですよ。
本当に、普通にシソと間違えてしまうくらいそっくりでした。

最大で150cmになるエゴマ達、まだまだ小さいです。
■ 佐野さんの受け売りですが、
現代人の食生活で皆さんが普通に口にしているもの、たとえばサラダ油は、オメガ6脂肪酸の過剰摂取状態なのです。
対してオメガ3脂肪酸は、不足しているのです。
オメガ3脂肪酸は、人の体内での生成はできない必須脂肪酸です。
必要な栄養分なのに人体で生成できないとは、なんとも不憫な…人間の体でしょうか!
だから食事から取り入れる必要があるのです。
みなさんエゴマはなんと、そのほとんどが、オメガ3脂肪酸!!!
そしてエゴマ油は、大変貴重で作業場の圧搾機で絞ると、40%しか絞れないんだそうです。またコールドプレスジューサーだと20%ほどで、残りは、搾りかすとして出てきます。
その残った搾りかすなどの使い道なども、いま探しているそうなんです。
■ 家族を健康にしたいからエゴマを作る
佐野さんは、定年してから、農業をはじめました。エゴマを作り始めて、まだ3.4年だそうです。
なぜ、エゴマを作り始めたのかというと「家族の健康を考えて」作り始めたのだそうです。
体にいいものを作りはじめる…。
素晴らしいですね。なんと家族思いなのでしょうか。

佐野さんのすぐ横で聞かせていただきました。
佐野様は、まずは、エゴマというものを広く知ってもらいたい!
エゴマの農業人口が増えてほしい!
エゴマの栄養について知ってもらいたい!
と考えているそうです。
ただ体にいいからではなく、どんな風に体にいいのか? それを知って欲しいんだそうです。
エゴマ油にしても、オリーブ油にしても、体にいいものといわれ流行っていますが、種類も豊富でピンからキリまであるんだそうです。
簡単な見分けとしてオリーブオイルでは、色の濃い瓶に入っているものが良い物なんです。
プラスチックや透明なものでは、酸化しやすく避けたほうがよいそうですヨ。
みなさんのご自宅にあるかもしれない、オリーブオイルはどうですか?
私の家にあるものは、良いものではありませんでした。
佐野さんは、エゴマをとにかく広めたいと思っています。
「もし、家に植えるとか、ちょっと興味があるっていう方は育て方をすべて教えます。」
と言っていたので、ぜひ、チャレンジしてみてください。
Facebookなどからでもつながってみるといいのではないでしょうか!
では、次回もお楽しみに…!

株式会社 松本
https://matumoto.co.jp/
株式会社松本は、食文化と歴史を少しでも多くの方に知ってもらい本物の味を味わってもらいたいと願っております。
この記事を書いているのは、金沢市・近江町市場の一角に店を構える、1958年創業の業務用食品卸会社「株式会社松本」の松本信之です。
当社では、全国でも希少となった選りすぐりの食材を仕入れ、あるいは独自に加工し、全国のホテルや料亭などの飲食業界・フードサービス業の皆様へお届けしています。
■ 私たちの仕事は、食材に“新しい価値”を吹き込むことです
料亭で供される一皿の料理。その一皿の背後には、実に多くの人の手と想いが込められています。
株式会社松本は、そうした日本の繊細な味、美しい料理を支える「食の裏方」でありながら、単なる卸売業ではありません。
私たちは、料理長とともに悩み、考え、試作を重ねながら、食材そのものの提案や新商品開発を行っています。ときには生産現場に足を運び、農家・漁師・海女さんなどの一次生産者や、食品加工業者と連携し、一貫した食材ストーリーを形にします。
「卸売業でありながら、商品企画・開発まで行う」。
気がつけば、私たちは“ファブレス企業”となっていました。
※ファブレス=“ファブ”(工場)+“レス”(ない)。つまり、自社で工場を持たない製造開発型企業のこと。
■「金沢を世界一の美食のまちに」
私たちが目指すのは、ただの商いではありません。
食の魅力を通して、金沢というまちそのものに新しい価値を創造することです。
スペインの小都市・サン・セバスチャンは、人口18万人ながら、わずか10年で星付きレストランが立ち並ぶ“世界一の美食のまち”へと進化を遂げました。いまや世界中からグルメを求めて人々が訪れています。
この「地方都市の成功モデル」を、私たちは金沢にも実現したいのです。
一緒に、新しい味、新しい価値を生み出し、金沢を世界の美食都市へと育てていきませんか?
■ お取引先の一例
嵐山吉兆様、強羅花壇様をはじめとする全国の一流料亭・レストランに加え、
地元・金沢でも、ミシュランガイドで星を獲得されているお店の多くに、長年ご愛顧いただいております。
たとえば、つば甚様、銭屋様、浅田屋様、料理小松様、エンソ様など――
“金沢の味”を支える料理人の皆様と、共に歩んでまいりました。
代表取締役 松本信之
農林水産省認定 6次産業化プランナー
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