古都金沢に残る日本のこころ で紹介されました。
世の中には,とにかくおいしいものを食べていれば幸せという食いしん坊がいます。
「四季の味」 は,そいういう食いしん坊のための雑誌です。
料理評論家・濱野昌子さんのエッセイです。
百貨店やスーパーでは,居ながらにして全国の食品を手に入れることができます。テレビでは毎日,何かしらの料理番組を見ることができます。情報に恵まれているのは,確かに幸せなことではありますが,一方で何を選んでいいのか迷ってしまいます。たくさんの情報の中から,自分の目や舌で自分の好みのものを選ぶ,それが食いしん坊の食いしん坊たる所以でしょう。「四季の味」はそんな食いしん坊のためのバイブルです。
抜粋をご紹介いたします。
思い出の料理ノートから、古都金沢に残る日本の心
江戸時代、加賀百万石の城下町として栄えた金沢は、江戸、大阪、京都に次ぐ町だった。<br>
独特の文化が育まれ、今も大切に受け継がれている。このような風土は食文化を充実させるものだが金沢も例外ではない。
金沢の台所として名高い、近江町市場の前にあるのが、かの料亭旅館 「浅田屋」。創業慶応三年という歴史を誇る。
町なかとは思えない閑静な佇まいで、かつて旅人が感じたであろう旅情や安らぎを、今なお味わうことができる数少ない旅館だ。・・・・・・
女将のおすすめの土産は、
河豚の糠漬けという伝統食品
近江町市場は、通りを隔てて「浅田屋」の真ん前。市場と聞いては見過ごすわけにはいかない。世界中どこへ行こうと、旅の醍醐味は市場にこそある。
朝食後、早速出かけた。後を追って来てくれたのは「浅田屋」の女将。きりっとした着物姿で、不慣れな我々を干物や鮮魚、野菜の店へ案内してくれた。
女将のおすすめは 「松本」(℡ 076-232-2355)の ”ふぐの糠漬”。
これは、六月すぎにとれた河豚を三枚におろして塩を振り、天日干しして糠に漬けたもので、出来上がるまで二年もかかる。石川県に伝わる伝統食品だが、知る人ぞ知る珍味。
コチコチになった身の糠を落とし、包丁で向こうが透けるくらいに薄く削ぐのが、おいしく食べるコツだそうだ。よく切れる包丁を使うのはもちろんだが、それでもかなり難しそう・・・・・。
すると「板さんに頼んで切ってもらって、袋に詰めておきましょう」という女将の申し出。
恐縮して遠慮する我われを尻目に、全員の買い物袋をぜんぶ引き取り・・・・・・・・(後は本誌をご覧下さい)

株式会社 松本
https://matumoto.co.jp/
株式会社松本は、食文化と歴史を少しでも多くの方に知ってもらい本物の味を味わってもらいたいと願っております。
この記事を書いているのは、金沢市・近江町市場の一角に店を構える、1958年創業の業務用食品卸会社「株式会社松本」の松本信之です。
当社では、全国でも希少となった選りすぐりの食材を仕入れ、あるいは独自に加工し、全国のホテルや料亭などの飲食業界・フードサービス業の皆様へお届けしています。
■ 私たちの仕事は、食材に“新しい価値”を吹き込むことです
料亭で供される一皿の料理。その一皿の背後には、実に多くの人の手と想いが込められています。
株式会社松本は、そうした日本の繊細な味、美しい料理を支える「食の裏方」でありながら、単なる卸売業ではありません。
私たちは、料理長とともに悩み、考え、試作を重ねながら、食材そのものの提案や新商品開発を行っています。ときには生産現場に足を運び、農家・漁師・海女さんなどの一次生産者や、食品加工業者と連携し、一貫した食材ストーリーを形にします。
「卸売業でありながら、商品企画・開発まで行う」。
気がつけば、私たちは“ファブレス企業”となっていました。
※ファブレス=“ファブ”(工場)+“レス”(ない)。つまり、自社で工場を持たない製造開発型企業のこと。
■「金沢を世界一の美食のまちに」
私たちが目指すのは、ただの商いではありません。
食の魅力を通して、金沢というまちそのものに新しい価値を創造することです。
スペインの小都市・サン・セバスチャンは、人口18万人ながら、わずか10年で星付きレストランが立ち並ぶ“世界一の美食のまち”へと進化を遂げました。いまや世界中からグルメを求めて人々が訪れています。
この「地方都市の成功モデル」を、私たちは金沢にも実現したいのです。
一緒に、新しい味、新しい価値を生み出し、金沢を世界の美食都市へと育てていきませんか?
■ お取引先の一例
嵐山吉兆様、強羅花壇様をはじめとする全国の一流料亭・レストランに加え、
地元・金沢でも、ミシュランガイドで星を獲得されているお店の多くに、長年ご愛顧いただいております。
たとえば、つば甚様、銭屋様、浅田屋様、料理小松様、エンソ様など――
“金沢の味”を支える料理人の皆様と、共に歩んでまいりました。
代表取締役 松本信之
農林水産省認定 6次産業化プランナー
フードアナリスト NO.25042013
【検討中の企業様へ】
★TEL:076-232-2355
こちらからお電話ください。
(株)松本の代表番号になります。
電話の際は「HPを見た」と言っていただけるとスムーズに対応可能です。
【電話対応時間】平日9:00~16:30
下記の問い合わせフォームでの受付も可能です。
問い合わせフォームは24時間対応しています。
些細なことでも構いませんので上記のリンクからお気軽にどうぞ!
メールアドレスからでもどうぞ!
oishi@matumoto.co.jp