加賀野菜の 加賀レンコン、源助だいこん
株式会社松本では、メーカー様及び飲食店様の商品開発のお手伝いをさせていただいております。
~松本社長の商品開発ストーリー~
シリーズ4回目は、金沢の伝統野菜 「加賀野菜」です 。
加賀野菜には様々な食べ方がありますが、発酵食品として楽しむのはいかがでしょう。野菜の栄養価を高め、カラダに良い食べ方になります。
加賀野菜とは、藩政時代から受け継がれた季節感に富んだ特産野菜のことです。
金沢一本太ねぎ、せり、二塚からしな、くわい、たけのこ、加賀太きゅうり、金沢春菊、金時草、打木赤皮、甘栗かぼちゃ、ヘタ紫なす、加賀つるまめ、赤ずいき、加賀れんこん、源助だいこん、さつまいも (五郎島金時) を指します。
ちなみに、PR用にイメージキャラクター 「ベジタン」 もいます。
加賀野菜でピクルスを開発
株式会社 松本では、全国向けのおせち用のオードブルとして 「 金沢ピクルス 」 を開発しました。使用した加賀野菜は加賀レンコン、源助だいこんで、その他出来るだけ地の野菜を使うという前提で人参、胡瓜、赤パブリカ、黄パブリカを使用しました。
赤 (パブリカ) ・白 (加賀レンコン・源助だいこん) ・青 (きゅうり) ・黄色 (パブリカ) と色とりどりのピクルスです。また加賀野菜ブランドの加工品認証マークもいつでも取得できるように製造しております。
本当は、剣崎なんばも入れてもっと郷土色の強いものにしようとしたのですが、必要なだけの剣崎なんばを揃えることが出来ず、それは次回の課題となりました。
守秘義務が一部ありますのでアップの写真が載せられないのが残念ですが、どうでしようか、金沢のおせちにぴったりだと思いませんか。
成功はコンセプトから始まります
まず最初におこなった事は、ここ石川県白山市のパートナー工場で商品コンセプトを一緒に練り込む事でした。具体的には、
1、誰に(ターゲット)
その商品はどういう特性の人に販売するのか。
2、何を(ニーズ)(ベネフィット)
そのターゲットのどのような欲求(ニーズ)を満たすのか、どんな役に立つ(ベネフィット)のか。
3、どのように(提供技術)
ニーズをどのような方法(技術)で満たすのか。
また原価計算、材料調達、販売価格などを検討。商品化の道筋を立てます。
製造過程に入る前にはサンプルを作って確認し、菌検査・日持ち検査を行い基準に達したことを確認して実際に工場での生産を始めます。
全国のお客様に対して、一年で一番最初に召し上がっていただくおせちなのですから、華やかに、そして金沢の食材は美味しいと思っていただくために、彩りはもちろん野菜の大きさも1ミリ単位で細かく指示しながらを最適な大きさにカット。その後、塩加減、味加減を調整します。そして使いやすい量を確認しながら、商品化をいたしました。もちろん無添加無着色であることはいうまでもありません。
全部で9000セットのお重の中に採用されましたので召し上がられた方もあるかもしれません。
現在は、冬の間だけの商品ですが、ゆくゆくは通年商品として商品のレベルを上げながら自社商品として、全国へ向けて発信できたらと考えております。ご自宅用はもちろんですが、金沢の手土産としてもおすすめですよ。
加賀野菜で作った 、金沢ピクルス です。
【販売元】㈱松本