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プレスリリース

農林水産省と金沢大学のアグリソンに参加

2020年07月16日

農林水産省の北陸農政局と金沢大学のHPに取り上げられました。

去年の11月9日に金沢大学サテライト・プラザ交流サロンで行われた両者の共創事業の「アグリソン」にファシリテーターとして六次産業化プランナーの私が参加させていただきました。

農林水産省の北陸農政局の共創事業農林水産省の北陸農政局の共創事業のHPより抜粋

今年も参加して欲しいとのオファーがありましたので、去年は何とか合格点をいただけたと一人合点しています。北陸農政局のHPにも金沢大学のHPにも私が出ているのを確認して(笑い)、安心したので情報をオープンにいたします。

農林水産省・北陸農政局のHPはこちらから

金沢大学のHPはこちらから

■ 今の日本の農業は大ピンチを迎えています。

農業就業者の80%が60才以上で平均が66.6才。70歳以上が40%以上なのです。
担い手不足に加え、収益性の低さが問題となり、あと10年もすれば日本の農業就業者は一気にいなくなってしまいます。そしてこれは確実に避けることはできない現実です。
(資料:「平成30年農業構造動態調査」)

北陸農政局のHPより

北陸農政局のHPより

農村の現場では従来の考えや発想にとらわれない若い方々の力と新たな視点が渇望されています。

このピンチを救うべく、農林水産省の北陸農政局と金沢大学が立ち上がりました。

去年の5月から半年をかけて農学部以外の学生にも農業に関心を持ってもらうべく

「ボーっと食べてんじゃねーよ!」

金沢大学のHPより

金沢大学のHPより

とタイトルを掲げ、農業の様々な課題に対し、学生や事業者、農業者のメンバーでのディスカッションや体験学習を通じて解決のためのアイデアを創出する共創事業です。

その最後の〆が11月9日に金沢大学サテライト・プラザ交流サロンで、学生と農業者が6次産業化プランナー、中小企業診断士、金融機関(日本政策金融公庫)と一緒にグループディスカッションを行い、農業者が抱える課題を解決する新たなビジネスプランを考えるアグリソンでした。

会場は近江町近くの金沢大学サテライトプラザ

会場は近江町近くの金沢大学サテライトプラザ

アグリソンとは、アグリカルチャー(農業)+アイデアソンで、当日は6つのグループに分かれそれぞれの課題ごとにビジネスモデルをタップリともみました。

グループミーティングの様子

グループワークの様子・金沢大学HPより

最初にオファーをいただいた時は、金沢大学も農学部を新設する下準備かとも思いましたが、農学部のない金沢大学だからこそ、10年後20年後の将来を見つめ学生に農業への関心を深めてもらおうという遠謀深慮でした。
しかも逆に農学部のように農家の後継者がいないおかげで既成概念にとらわれないアイデアが多く出ていていました。

例えば私たちのグループの命題は、

グループミーティングの様子02

グループワークの様子02・金沢大学HPより

加賀市の地域振興野菜である「ブロッコリー」を活用した6次化商品(新商品)を開発したい。

そこで学生から出たビジネスプランは、

健康食で美容にもいいブロッコリーをご飯に混ぜて美容食として普及させようとのアイデアでした。その名も「カガッコリー」!

毎日、加賀のJAでは農家から何トンとブロッコリーが出荷されてきますが、その中で毎日、100K以上、日によっては200K!が不良品として返品されるとの事でした。

グループミーティングの様子03

一回目のビジネスプラン発表・金沢大学HPより

その理由は、いまは問題ないが一日、二日たち消費者に届くころにはブロッコリーに花が咲き見栄えが悪くなるおそれがあるので返品するとの事でした。
農家は当然ながら吟味して選別して出荷するのですが、どうしても返品が出て、それは廃棄されているそうです。

混ぜるブロッコリー:カガッコリー、金沢大学HPより

混ぜるブロッコリー:カガッコリー、金沢大学HPより

この食品ロスの問題を、収穫した日に加工することにより食品ロスをなくす。というビジネスモデルが考え出されました。
日本政策金融公庫さんもJAさんが本気で工場を新設するなら資金を出しますよ。と言ってくれるぐらいの素晴らしいプランでした。

最終発表

最終発表「混ぜるブロッコリー」・金沢大学HPより

■ 農業革命・前夜

この半世紀で、農業就業者数は約6分の1になり、農地面積は約4分の3に減少するなど、我が国農業を取り巻く状況は大きく変化しています。

現実に全国の地方では中山間地域を中心に過疎化が進み大量の耕作放棄地が出てきています。それは石川県でも例外ではなく、当社の「農家プロジェクト」でインターン生と一緒に農家を廻ってみると、その実例をいくつか見聞きしひしひしと感じました。その波は奥能登だけではなく金沢近郊まで押し寄せています。

しかしこの大ピンチは逆にチャンスに変えれるかもしれません。

高齢化で体がいう事を聞かなくなり、ギリギリになっての突然の休農・離農であまりにも急激にやめてしまうから、農地が一瞬にして大量に余るようになります。もし新規就農者がいて、それを手に入れることができるのなら一人当たりに相当広い量の農地を持つことができます。

もし新規就農者いなくても近くのやる気のある農家にどんどん農地が集まり、日本の農業は一人当たりに賄える面積が一気に多くなるので一気に稼げる仕事になる可能性があります。問題はそこで働く人をいかに確保するかに移ってきています。

能登・珠洲の㈲スエヒロ

能登・珠洲のスエヒロさんにも多くの農地が集まります

まずどれだけ農家が放棄した農地を荒れる前に素早く利用し若手に再分配できるかが勝負となります。AIやドローン、衛星による農業などが一気にできるようになれば、楽に儲かる農業の道が開きます。

農業は稼げる仕事となり、地方に行き農家になりたい人が急増し人手の問題は解決します。

■ 儲かる農業が日本を救う

この流れが起こせれば、日本の農業は再生できます。これはピンチではなく超特大チャンスなのだと考えられます。
これは早すぎる初夢なのでしょうか。

今回の農林水産省と金沢大学の共創事業は、ただ単に「一般の学生に農業に興味を持ってほしい」に留まらず、回数を重ねるごとに農業の新しいビジネスモデルを創り上げるという命題の元に学生と農業者が農業の未来、すなわち日本の未来をを考えるプロジェクトとして成長していく可能性を感じました。

長らく農業は「キツい・汚い・危険」の3Kとされてきました。しかし今後の農業は、いかに魅力的に、かつハードルを下げられるかが勝負となってきて「稼ぐ・効率化・簡略化」の新・3Kが未来を切り開くキーワードになるのでしょう。

 

 

 

 

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