最近ではアニメの 「花咲くいろは」 の聖地として知られている湯涌温泉は、奈良時代に発見され江戸時代には前田利家をはじめとする加賀藩主の隠し湯として使われたそうで、一部を除き一般庶民に開放されるようになったのは兼六園と同じように明治以降といわれています。

湯涌温泉1
私が物心付くころには、まだ東洋一といわれた 白雲楼ホテル が健在で建物は北欧 (スイス風) と 南欧 (スパニッシュ風) の建築様式を見事に調和させて、館内は美術品にあふれ、付属設備の 江戸村 には江戸時代の建物が多く移設され歴史博物館みたいになっていました。

湯涌温泉2
大広間は三百畳敷きで絢爛豪華な襖絵や格天井が見事で、時間になるとお湯の雨が日本傘に降り、その音が風流に感じるお風呂や、大浴場は男女別々の入り口ながら、中は混浴で知らずに入り、お湯の中で出るに出られず、ドキドキした事を覚えています。

能登牛の鉄板焼き
半世紀まえまでは、県内の山代温泉・ 片山津温泉は関西の奥座敷・歓楽温泉として豪華なホテルが次々と作られ、団体客をメインとして多くの歓声で溢れていました。
同じように多くのお客を集めたリゾートホテル・白雲楼ホテルの麓に 湯涌温泉街 は重なるように典型的なひなびた温泉街として立ち並んでいました。おそらくは日本のどこでもあったような自炊場を備えた湯治湯だったのだと思います。

野菜サラダ

持込の鯛は、刺し身に

持込の鯛で、骨酒に
過去の記憶として私の脳裏には、山の上にあった 白雲楼ホテル と 山の下にあった 湯涌温泉街 とのコントラストが明と暗、ハレとケが見事に分かれていて深く記憶に刻まれています。
バブル崩壊後、このホテルは倒産し廃墟となり、山の下にあった湯涌温泉は団体客を相手にするほどの資本も谷間の狭隘地のため開発するべき土地もありませんでしたが、かえって世界三大名泉のお湯と地元食材を使った料理や郷土料理が楽しめる上質のひと時を提供することにより、弱点を強みに変えて個人顧客の要望にフィットし繁栄しています。
まるでランチェスター戦略を地でいっているかのようです。

焼物

地物のズワイガニ
■ 補足説明 : ランチェスター戦略
企業の経営戦略は、戦争理論に例えられます。イギリスのF・W・ランチェスターよって戦争を、はじめて科学になりました。
このランチェスター戦略では、市場シェアが1位の企業 (事業者) のみを強者、それ以外すべてを弱者と定義し、第1の法則を適用した弱者の戦略と、第2の法則を使った強者の戦略を展開しています。
弱者がとるランチェスター戦略のポイントは、 【差別化】 【一点集中】 です。
ビジネスでダントツ1位になるためには、他社と違うことをやる 【差別化】 、とにかく徹底する 【一点集中】 、その地域、顧客、商品・サービスで1位になる 【No.1】 。これが弱者が強者に勝つための戦いの原理原則なのです。
11月2日 夜
湯涌温泉
〒920-1124 石川県金沢市湯涌田子島町イ30−1
076-235-1040
やました
〒920-1123
石川県金沢市湯涌町イ165-1
TEL:(076)235-1021
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株式会社 松本
https://matumoto.co.jp/
株式会社松本は、食文化と歴史を少しでも多くの方に知ってもらい本物の味を味わってもらいたいと願っております。
この記事を書いているのは、金沢市・近江町市場の一角に店を構える、1958年創業の業務用食品卸会社「株式会社松本」の松本信之です。
当社では、全国でも希少となった選りすぐりの食材を仕入れ、あるいは独自に加工し、全国のホテルや料亭などの飲食業界・フードサービス業の皆様へお届けしています。
■ 私たちの仕事は、食材に“新しい価値”を吹き込むことです
料亭で供される一皿の料理。その一皿の背後には、実に多くの人の手と想いが込められています。
株式会社松本は、そうした日本の繊細な味、美しい料理を支える「食の裏方」でありながら、単なる卸売業ではありません。
私たちは、料理長とともに悩み、考え、試作を重ねながら、食材そのものの提案や新商品開発を行っています。ときには生産現場に足を運び、農家・漁師・海女さんなどの一次生産者や、食品加工業者と連携し、一貫した食材ストーリーを形にします。
「卸売業でありながら、商品企画・開発まで行う」。
気がつけば、私たちは“ファブレス企業”となっていました。
※ファブレス=“ファブ”(工場)+“レス”(ない)。つまり、自社で工場を持たない製造開発型企業のこと。
■「金沢を世界一の美食のまちに」
私たちが目指すのは、ただの商いではありません。
食の魅力を通して、金沢というまちそのものに新しい価値を創造することです。
スペインの小都市・サン・セバスチャンは、人口18万人ながら、わずか10年で星付きレストランが立ち並ぶ“世界一の美食のまち”へと進化を遂げました。いまや世界中からグルメを求めて人々が訪れています。
この「地方都市の成功モデル」を、私たちは金沢にも実現したいのです。
一緒に、新しい味、新しい価値を生み出し、金沢を世界の美食都市へと育てていきませんか?
■ お取引先の一例
嵐山吉兆様、強羅花壇様をはじめとする全国の一流料亭・レストランに加え、
地元・金沢でも、ミシュランガイドで星を獲得されているお店の多くに、長年ご愛顧いただいております。
たとえば、つば甚様、銭屋様、浅田屋様、料理小松様、エンソ様など――
“金沢の味”を支える料理人の皆様と、共に歩んでまいりました。
代表取締役 松本信之
農林水産省認定 6次産業化プランナー
フードアナリスト NO.25042013
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