
お腹が痛いと泣く少女
全国でノロウイルス食中毒が急増中!
感染予防のポイントを再確認しましょう。
3月1日現在の報道によると、石川県で30名のノロウイルスによる食中毒が発生しました。
さらに、隣の富山県では今年に入ってからすでに4件(患者数387名)の食中毒が発生しており、ノロウイルス食中毒注意報が発令されています。
全国的にも感染が拡大しており、北海道や山梨県の焼肉店での食中毒もノロウイルスと確定。また、愛知県の弁当製造施設では職員や園児ら488名が感染するなど、大規模な事例も発生しています。
感染性胃腸炎の受診者は推計7.2万人!その6~8割がノロウイルスか
国立感染症研究所のデータによると、2025年2月17日~2月23日の1週間で、全国の医療機関を受診した感染性胃腸炎の推計患者数は約7.2万人(95%信頼区間:6.4~8.1万人)と報告されています。
この中には、ノロウイルス以外の胃腸炎も含まれていますが、専門家によると冬季の感染性胃腸炎の
60~80%がノロウイルスによるものと考えられています。
この割合をもとに推測すると、
この1週間だけで約4.3万~5.8万人がノロウイルスに感染していた可能性があります。
2月全体で考えれば、さらに多くの感染者がいたと予想されます。
ノロウイルスは少量でも感染!今こそ衛生管理の徹底を

泣くのを止めることが出来るのはあなただけ
ノロウイルスは わずか10~100個程度 でも感染する強力なウイルスです。しかも、アルコール消毒が効きにくい ため、一般的な手指消毒では十分とはいえません。
まず基本となるのが【正しい手洗い】です。
✅ 石けんをしっかり泡立て、指の間や爪の隙間まで丁寧に洗う
✅ 爪ブラシなどを使って、手指の汚れをしっかり落とす
✅ 流水で十分にすすぎ、清潔なタオルやペーパータオルでしっかり拭く
さらに、調理器具の消毒も重要です。
🍴 まな板・包丁・食器などの消毒 → 次亜塩素酸ナトリウム(家庭用漂白剤を薄めたもの)が効果的
🔥 食品の加熱 → 85℃以上で90秒以上の加熱が推奨
ノロウイルスに対して効果的な消毒方法は限られています。
一般的に使用される消毒用エタノールや逆性石鹸(塩化ベンザルコニウム)はノロウイルスに対する効果が限定的であるため、次亜塩素酸ナトリウムによる消毒や加熱処理が推奨されています
感染を防ぐために、一人ひとりが意識を高めよう!
「コロナが落ち着いたから…」と、食品衛生への意識が薄れていませんか?
ノロウイルスは、少しの油断が大規模な感染につながる恐ろしいウイルスです。

手に付いたウイルスを洗い流しましょう
特に、飲食店や食品を扱う職場では、スタッフ一人ひとりの意識がとても重要です。今一度、「手洗い」「調理器具の消毒」「食品の適切な加熱」 の徹底を心がけましょう!

あなたが作れる家族の笑顔
感染を防ぐために、できることからしっかり実践していきましょう!