
瀬戸内海の一番海苔
皆さん、最近「海苔が高くなったな…」と感じたことはありませんか?
実は、ここ数年、海苔の不漁が深刻な問題になっています。さらに、品質にも影響が出ており、「色落ち」と呼ばれる現象で、本来黒々としているはずの海苔が黒くならず、見た目も風味も落ちてしまうことが増えているのです。
なぜ海苔の品質が悪化しているのか?
海苔の不漁と品質低下の原因として、以下のような問題が挙げられます。
- 温暖化の影響:海水温の上昇により、海苔の成長に適した環境が減少。
- 赤潮の発生:プランクトンが異常発生し、水質が悪化してしまう。
- チヌ(黒鯛)の食害:ここ数年、大量発生している黒鯛が育った海苔を食べてしまい、収穫量が激減。

海苔を食べるチヌ
特に去年は、黒鯛の被害で収穫がゼロになった海苔養殖場もありました…。このままだと、良質な海苔がますます貴重なものになってしまいそうです。
ここ2~3年、盛んにお客様から「いい海苔はないですか?」「美味しい海苔が欲しい!」「探して欲しい!」との声を多く聞くようになりました。
漁師さんの工夫で「一番海苔」を確保!
そんな厳しい状況の中でも、なんとか良質な海苔を収穫しようと努力している漁師さんたちがいます。たまたま知り合った漁師さんでそんな海苔を作っていたのです。

ボートは一日中走り回ります
私の知り合いの海苔漁師さんは、チヌを追い払うためにスクリューを使わない特別なモーターボートを開発! そのボートで海苔網の上を爆音を鳴らしながら通過し、黒鯛を驚かせて追い払うことで、見事「一番海苔」を収穫することができたのです。

NHK広島ニュースより
私も、そんな貴重な一番海苔を少しだけ分けてもらいましたが、もう香りが違う! パリッとした歯ごたえと、濃厚な旨み…。これは本当に貴重な逸品です。
これから海苔はどうなる?
有明海苔に関しては、原材料価格が2倍に高騰し、去年の全国収穫量はなんと3割以上減少。今年は、さらに厳しく「例年の3割しか採れない可能性がある」とも言われています。
通常、海苔は
- 漁師が養殖・収穫
- 各地の組合へ出荷
- 商社が入札して全国の問屋へ
- 市場に流通
という流れで流通していますが、私は知り合いの漁師さんから直接分けてもらえたので、最短ルートで皆さんにもお届けできました! 今後も、このような形で新鮮で美味しい海苔をお届けできるようにしたいと思っています。
まとめ:今こそ海苔の価値を再認識しよう!
海苔は、日本の食卓に欠かせない存在。でも、これからは「当たり前に食べられるもの」ではなくなっていくかもしれません。だからこそ、今のうちに美味しい海苔を味わい、その価値を再認識するのも大切ですね。

海苔の養殖場の全景
もし「本当に美味しい海苔を食べてみたい!」と思ったら、ぜひこだわりの海苔を当社にお問い合わせください。漁師さんの努力が詰まった、一番海苔の美味しさをぜひ体験してみてくださいね!

株式会社 松本
https://matumoto.co.jp/
株式会社松本は、食文化と歴史を少しでも多くの方に知ってもらい本物の味を味わってもらいたいと願っております。
この記事を書いているのは、金沢市・近江町市場の一角に店を構える、1958年創業の業務用食品卸会社「株式会社松本」の松本信之です。
当社では、全国でも希少となった選りすぐりの食材を仕入れ、あるいは独自に加工し、全国のホテルや料亭などの飲食業界・フードサービス業の皆様へお届けしています。
■ 私たちの仕事は、食材に“新しい価値”を吹き込むことです
料亭で供される一皿の料理。その一皿の背後には、実に多くの人の手と想いが込められています。
株式会社松本は、そうした日本の繊細な味、美しい料理を支える「食の裏方」でありながら、単なる卸売業ではありません。
私たちは、料理長とともに悩み、考え、試作を重ねながら、食材そのものの提案や新商品開発を行っています。ときには生産現場に足を運び、農家・漁師・海女さんなどの一次生産者や、食品加工業者と連携し、一貫した食材ストーリーを形にします。
「卸売業でありながら、商品企画・開発まで行う」。
気がつけば、私たちは“ファブレス企業”となっていました。
※ファブレス=“ファブ”(工場)+“レス”(ない)。つまり、自社で工場を持たない製造開発型企業のこと。
■「金沢を世界一の美食のまちに」
私たちが目指すのは、ただの商いではありません。
食の魅力を通して、金沢というまちそのものに新しい価値を創造することです。
スペインの小都市・サン・セバスチャンは、人口18万人ながら、わずか10年で星付きレストランが立ち並ぶ“世界一の美食のまち”へと進化を遂げました。いまや世界中からグルメを求めて人々が訪れています。
この「地方都市の成功モデル」を、私たちは金沢にも実現したいのです。
一緒に、新しい味、新しい価値を生み出し、金沢を世界の美食都市へと育てていきませんか?
■ お取引先の一例
嵐山吉兆様、強羅花壇様をはじめとする全国の一流料亭・レストランに加え、
地元・金沢でも、ミシュランガイドで星を獲得されているお店の多くに、長年ご愛顧いただいております。
たとえば、つば甚様、銭屋様、浅田屋様、料理小松様、エンソ様など――
“金沢の味”を支える料理人の皆様と、共に歩んでまいりました。
代表取締役 松本信之
農林水産省認定 6次産業化プランナー
フードアナリスト NO.25042013
【検討中の企業様へ】
★TEL:076-232-2355
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(株)松本の代表番号になります。
電話の際は「HPを見た」と言っていただけるとスムーズに対応可能です。
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