「ぶらり漫遊・名物市場 金沢・近江町市場」2007年7月 TBS BS-i で放送・加賀料理に欠かせない食材を扱う店として「干口子・くちこ」「生くちこ」が紹介

TBS BS-i で放送
ぶらり漫遊・名物市場 金沢・近江町市場

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料理に欠かせない食材の店として取材
2007年7月4日放送から抜粋

加賀料理に欠かせない食材を扱う店として紹介

日本人の食の原点たる市場。番組ではぶらりと旅する気分で全国の市場を漫遊し、
全国各地の古き良き庶民の台所「市場」の「今」の姿を見つめ直すのがテーマです。

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加賀百万石の台所として250年もの歴史を誇る近江町市場。

厳しい目で魚を厳選し販売する創業200余年の魚屋。
消え行く加賀野菜の復活の立役者となった八百屋。

加賀料理に欠かせない食材を扱う松本商店(おいしい店)。

秘伝のタレを使った焼き魚屋。市場で人気のコロッケ屋。
地元のお酒にこだわった酒屋など古都・金沢を支えてきたお店がズラリと紹介されました。

おいしい店 店主・松本 つば甚・調理長 川村氏 天然ごり

おいしい店の実店舗・㈱松本では、今日も多くの食の鉄人・職人たちが、この店だけしか扱っていない「こだわりの商品」を求め訪れる。

それらはすべて店主のお客様に
「おいしいといって欲しい」「本物を伝えたい」との思いがこもった商品だからだ。

日本海側で一番の老舗・つば甚の調理長 川村浩司 氏の今日の仕入れは、天然ごり、天然あゆ、干口子(クチコ)、生くちこ、鴨肉だった。この食材からどんな料理が出来るのだろうか。

身の厚い干口子(くちこ) つば甚の玄関 干口子(くちこ)と鮎の焼物

見て味わい、舌で味わうのが日本料理!
食材はとれたての厳選食材、器は料理の着物ともいうくらい極上品。
しつらえも接待の仲居さんも満足いくものでした。

鴨肉の治部煮 ごりと干口子(くちこ)の揚げ物 生クチコの酢の物

★ 一口メモ
公文書の記録に現れる限り、「つば甚」の創業は宝暦二年(西暦1752年)。
だから、もう255年がたちます。日本最古の料理屋は江戸の八百善といわれますが、 つば甚は、代々加賀百万石前田家のお抱え鍔師であった三代目甚兵衛が営んだ小亭、塩梅屋「つば屋」が始まりとされていますので、本当の創業は1600年の中頃だと推測されるので、本当はこちらが日本最古かも知れません。
当代の主人にその事を話しても、そんな古い話をしても、いま召し上がっていただけるお客様がおいしいと満足してくれる。それが一番大事なこと、過去の延長ではなく、大事なのはいま現在!と意に介しません。
初めのお客様は友人知人ではありましたが、商いを始めるや、藩主はもとより藩内の重臣、文人、墨客も訪れ、 明治の元勲・伊藤博文や皇族など各時代の主役達が訪れた料亭です。